お気に入りのオイスターソースは富士食品
中華料理の万能調味料、オイスターソース。
八宝菜やあんかけ焼きそば、麻婆豆腐や青椒肉絲、野菜炒めなどなど、いろいろな料理に使えるので、たいていのご家庭で常備されているのではないかと思います。
多くのメーカーから出てますけど、当サイト管理人のお気に入りは、富士食品工業というメーカーのオイスターソース。
これに落ち着くまでは、いくつもの製品を試しましたが、気持ち悪くなるほどの異臭がするものもあれば、本当にカキが入ってるの?と思いたくなるほどコクのないものもあったりして、納得して使えるオイスターソースになかなか出会えず苦労しました。
その点、富士食品のオイスターソースは、特有のクセをあまり感じないのに、カキのコクやうま味は感じるので、管理人は気に入ってずっと使い続けてきました。
※ あくまでも個人的な感想です。オイスターソースはメーカーによって見事なほど味やにおいが違うので、ご自分に合う製品を見つけることをおすすめします。
富士食品オイスターソースが終売!?
ところがです。
つい最近、この富士食品のオイスターソースが販売終了していることに気づきました。
李錦記(リキンキ)やクックドゥ(味の素)ほどではないものの、生活圏内のスーパー数店舗で取り扱っていたのですが、いざ冷蔵庫のオイスターソースが残りわずかになり、どこで探しても売っていないので、ネットで調べてみて、ようやくこの衝撃の事実を知りました。
富士食品ホームページの販売終了製品のご案内ページによると、この記事を書いている時点から約半年も前の、2019年9月末に店頭から姿を消していたみたいですね。
実は、富士食品のオイスターソースはドン・キホーテでも販売されていて、ここ1~2年くらいはドンキに行ったついでに数本まとめて買って使っていたので、販売終了に気づくのがさらに遅れてしまいました。
なお、富士食品は業務用オイスターソースも販売しているそうですが、今回販売終了したのは家庭用オイスターソース製品です。
トップバリュオイスターソースって実は…
長年気に入って愛用していた製品が突然なくなってしまうって、けっこうショックですね。
管理人にとっては富士食品ほどではないけれど、李錦記のオイスターソースもまあ許容範囲なので(上から目線でスイマセン)、今度から李錦記のオイスターソースにくら替えしようかとも考えたのですが。
ふと、あることが頭をよぎりました。
そういえば、イオン系列のスーパーで販売されているトップバリュのオイスターソースって、富士食品が製造元だったような気がする…。
そこで、ネットでトップバリュのオイスターソースのページを確認してみたところ、やっぱり製造・加工は富士食品工業でした。
さっそく、近所のイオン系スーパーに行って、トップバリュの「カキのうまみをいかした オイスターソース」を購入。
富士食品VSトップバリュ
製造は富士食品でも、いわゆるプライベートブランド商品だけあって、原材料の部分を見比べてみると、富士食品のオイスターソースとはちょっと違います。
富士食品が「かきエキス、砂糖、たん白加水分解物、デキストリン、食塩、でん粉、酵母エキスパウダー、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素」なのに対して、トップバリュは「かきエキス、砂糖、食塩、たん白加水分解物、魚醤濃縮物、酵母エキスパウダー、酒精、増粘剤(加工でん粉)」。
要するに、化学調味料の部分が魚醤に置きかわったという感じでしょうか。
今回、生まれて初めてオイスターソースの原液そのものを味見してみたんですが、意外とあとを引く美味しさだったので驚きました(笑)。
味的には、ほとんど同じと言っていいと思います。
ただ、富士食品のほうがよりカキのうまみやコクを感じるので、かきエキスがより多く含まれているのかもしれません。
その分、カキ特有のクセも少し感じます。
トップバリュは魚醤が入っているせいか、カキのクセがなくて、よりマイルドで万人受けする味だと思います。
また、富士食品のオイスターソースほど粘度がなく、それほどドロドロはしていないので、使いやすさではこちらのほうが便利かなと思いました。
実際に料理にも使ってみましたが、魚醤の効果なのか、トップバリュのオイスターソースのほうがより料理が美味しくなるような気がしました。
何だかちょっと複雑な気分です(笑)。
これでまたしばらくは、トップバリュ経由で、お気に入りの富士食品オイスターソースを使い続けることができそうのです。
管理人同様、富士食品のオイスターソースが店頭から消えて落胆している方、ぜひ一度試してみてください。